法律用語辞典

行政書士
あさひ東京総合法務事務所
東京都行政書士会所属
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法律用語辞典
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ま行

【身柄の引渡】
 Delivery of the Suspect。ある外国人が不法残留(オーバーステイのこと)で警察に逮捕され、送検され、起訴されて有罪判決を付与されたとする。さて、その外国人は、裁きを受けたのであるから、釈放されるのであろうか。答えは「釈放」はされる。しかし、身柄は解放されない。つまり、入管に引き渡されるのである。そして、退去強制が開始される。
 では、警察に逮捕され、送検されたが、起訴猶予になった場合はどうか。この場合も同じである。即ち、「検察官は、第七十条の罪に係る被疑者を受け取つた場合において、公訴を提起しないと決定するときは、入国警備官による収容令書又は退去強制令書の呈示をまつて、当該被疑者を釈放して当該入国警備官に引き渡さなければならない。」(入管法64条)。したがって、退去強制が開始される。
 それでは、送検もされなかった場合はどうか。この場合も同じである。即ち、「司法警察員は、第七十条の罪に係る被疑者を逮捕し、若しくは受け取り、又はこれらの罪に係る現行犯人を受け取つた場合には、収容令書が発付され、且つ、その者が他に罪を犯した嫌疑のないときに限り、刑事訴訟法(昭和二十三年法律第百三十一号)第二百三条(同法第二百十一条及び第二百十六条の規定により準用する場合を含む。)の規定にかかわらず、書類及び証拠物とともに、当該被疑者を入国警備官に引き渡すことができる。」(法65条)。したがって、いずれにせよ、退去強制が開始されるのである。

【自ら立証】
 Establish the Fact by Oneself。一般には、入国管理局側には、在留資格に係る審査において、立証責任は無い。立証責任が無いということの意味は、外国人側が立証しなければならず、立証できない場合には、不許可になるという意味である。また、それゆえに、入管側がどのようにして立証したらよいかについて助言する義務は存しない。立証責任の不存在に関しては、明文の根拠規定があり、曰く、「前項の審査を受ける外国人は、同項に規定する上陸のための条件に適合していることを自ら立証しなければならない。」(法7条2項)、また、「前条の審査を受ける容疑者のうち第二十四条第一号(第三条第一項第二号に係る部分を除く。)又は第二号に該当するとされたものは、その号に該当するものでないことを自ら立証しなければならない。」と規定されている。
 この理は、刑事手続と対比すればより鮮明になる。たとえば、刑事訴訟では犯罪事実に関し、検察官に立証責任が存する。したがって、立証できないときは、有罪にできない。また、刑事手続では「疑わしきは被告人の利益に」であるが、在留資格に係る審査においては、むしろ、「疑わしきは申請人の不利益に」である。なぜなら、疑わしいということは、立証が相当ではないことを意味するからである。

【未成年者】
 Person under Age。(1)たとえば、外国人妻の姉の子であるところの8歳の外国人の子どもを養子にしたとする。この子と一緒に日本で暮らせるであろうか。答えは、通常は否定である。なぜなら、養子縁組を理由とする場合、「6歳未満」であることを要するからである。6歳未満とは6歳を含まない。そして、このような場面で小学校や中学校に通うための在留資格は、制度的には予定されていない。そのため、かつてタイ人のMさん事件という問題が生じ、マスコミで大騒ぎになったこともある。ただ、Mさん事件のときのようにマスコミに登場できる事案ばかりではない。実際には、そこまでマスコミに出るのは嫌だという方も多い。しかし、Mさん事件型の対応方法も選択肢にはなる。
 (2)たとえば、外国人妻の連れ子であるところの18歳の外国人の子どもを日本に招聘し、長期間在留可能な在留資格を申請したいとする。しかし、国によっては、18歳はもう法的に成年に達する年齢である。この場合の扱いであるが、入管法的には、日本法で判断するので、なお「未成年」である。とはいえ、扶養の必要性等の問題が生じ、申請には慎重を要する。
 (3)たとえば、外国人妻の妹の子であるところの17歳の外国人の子どもを日本に招聘し、長期間在留可能な在留資格を申請したいとする。この事案ではMさん事件型の対応も困難である。そこで、就学、留学、就労、という類型を描いてゆく場合が多いと思われる。しかし、警鐘を鳴らしておく必要がある。配偶者や定住者といった身分系の在留資格と異なり、就学、留学、就労は、基本的には「エリート外国人」向けの在留資格であるといえる。朝から晩まで勉強しなければ在留資格も更新困難であるし、仮に大学まで卒業できても中途半端では、満足な就職もできない。就職できなければ(あるいは就職できても入管が許可しなければ)日本にいることもできなくなる。

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